Rubyの正しい潰し方

Rubyを潰したい他の言語の派閥の人に教えてあげます。Rubyの正しい潰し方を。

まず言語自体を潰すのは難しいと考えてください。
いいとこ取りして出来た言語なので、致命的な欠点がありません。

狙いどころは開発体制やコミュニティなどです。

過去に失敗したが、そんなに無茶ではない方法

最初に何個か便利なライブラリをRubyで作ってリリースしてください。
ruby-list,ruby-talkの両方にアナウンスするのをおすすめします。

これでRubyコミュニティに潜入できます。

自分の作ったライブラリを標準添付してくれと言い張ります。ruby-listやruby-talkで議論することを勧めます。
ruby-devやruby-coreではコミュニティの一部でしか議論が起きません。

拒否されたら、それまでに追加された標準添付ライブラリの採用根拠を説明させます。

ライブラリのメンテナ一覧を出してくれと騒ぎます。

メンテナがあやふやなライブラリがあると思うので、そこをつつきます。

感情的にならなければ(ここを私は失敗しました)、かなり開発体制についてダメージを与えられます。

社会的な信用をなくさせる

言語としての美しさだとか、速さなどは世間はあまり興味がありません。

狙うのはセキュリティです。脆弱性です。これなら世間的にはニュースのネタになります。
なにしろかなり大きな企業である楽天Rubyを採用しているからです。
Ruby脆弱性があったら楽天にも脆弱性の影響がでるはずです。
狙うなら、やはり脆弱性ですね?

脆弱性を探すのは、いますぐはじめてください。

脆弱性の面で本気のチェックをうけたライブラリはほとんどないはずです。
あるならopensslくらいでしょうか。

たぶん、何個か脆弱性が見つかるでしょう。
でも、すぐに報告してはいけません。
効果的なタイミングを狙います。

脆弱性報告の効果的なタイミングはリリースしてアナウンスして世間がバージョンアップした直後です。
リリースして3日〜1週間後くらいがいいと思います。

溜めていた脆弱性のうち、軽いものから一つずつ報告していきます。報告するときは発見者はそれぞれ別の個人ということにしましょう。

脆弱性対応してリリースされたら、また3日〜1週間毎に徐々に重度な脆弱性を報告していきます。

世間的にはバージョンアップしてすぐに脆弱性がみつかり、対策してもまだみつかるという風にとられます。

脆弱性を3つ見つけたなら、1ヶ月もたたないうちに3回ものバージョンアップを世間に強いることになります。

もうRubyの社会的な信用は底までいきます。
信頼を回復するにはかなりの長い時間が必要です。

財務面を攻める

お金の流れをはっきりさせます。

スポンサーの出したお金が最終的にどこに流れるかを追求します。

サーバー維持費などは攻めようがありせんが、人件費については攻められます。

開発は労働です。労働には報酬が必要なはずです。
ですが、コミッタなどには支払われていないはずです。あくまでボランティアという扱いです。

特定の人に資金が流れていることになるでしょう。

それをコミュニティに問いかけます。「これでいいのか?これが正しいのか?」

これだけで十分でしょう。

規格としてのRubyとCRuby、標準添付ライブラリの関係をはっきりさせる

RubyはJIS規格になりました。

ですが、規格になったのはコア部分だけであることを強調します。

また現在、CRubyが唯一の実装ではないことも強調します。

規格としてのRubyとCRubyとの違いを調べて強調します。「規格に準拠していないじゃないか」と。

Fixnumなんて規格にないんですけど?

Encodingなんてクラスもありませんね?

$KCODEってなんですか?

Bindingなんてありません。

攻める場所はすぐにみつかりますね?

Rubyはいつ潰れてもおかしくない

かなり無茶をやってきています。
叩けばほこりはいくらでもでてきます。

楽勝でしょう?